通信制の大学に入ろうか迷っている・入ったが、卒業できるか不安。
そのような方、いらっしゃるのではないでしょうか。
私もそうでした。10代で統合失調症を発症して、寛解するまで自宅療養をしていました。
当然、社会経験も少なかったです。
しかし、いつかは大学を卒業したいという夢がありました。
そんな時、通信制の短期大学があることを知ります。
それを知ってから1~2年悩みましたが、勇気を出して入学してみることにしました。
そしてそこで友人に恵まれ、状況もどんどん変わり、2年で短期大学を卒業できました。
今回は、私が通信制の短期大学を卒業するまでの道のり・卒業できた理由をご紹介したいと思います。
目次
入学の決め手になったこと

当時、私は精神科のデイケアという場所に通いながら、社会復帰に備えていました。
しかしある時辛すぎて、半年ほどそこに通えない時期が続きました。
その時は正直、この先どうしたらいいかわからずお先真っ暗でした。
母子家庭だったのですが、その母も定年退職まで数年という状況でした。
このまま生活をどうすればいいのか。
そもそも私は無事に仕事に就けるのか。
なんとか状況を変えなければと、考えたのが通信制短期大学に入学することでした。
入学の時期はちょうど、母の退職まであと2年という時でした。
つまり、短大卒業と同時にそうなるという計算。
ある意味でもう後がないと思いました。
そして「入るなら今だ!」と入学を決意します。
どうなるかなんて全くわかりませんでしたが、挑戦してみることにしたのでした。
入学から卒業まで
入学手続きをする

私の在学していた学校は、必要な書類さえ提出すれば入学ができました。
つまり、試験等がなかったのです。
これはラッキーでした。
私はまず、2回ほど入学説明会に足を運び、話を聞きました。
学校のシステムとしては、レポートを提出し、それが60点以上だったら試験が受けられる。
そしてそれに合格したら、単位が取れるというしくみ。
そしてそのうちの何科目かはスクーリングという学校の授業を受け合格する必要がありました。
私は「卒業等は考えず、まず入ってみよう」という気持ちで入学しました。
そしてずるいですが、「辛かったらいつでもやめよう」とどこか逃げ腰な考え方もありました。
でもそうやって気負いせず取り組んだことが、のちに功を奏しました。
入学式に出席

ドキドキしながら、入学式とオリエンテーションに出席しました。
最初は学習の取り組み方の講義があり、先生がとても興味深い話をしてくださいました。
そして違う場所に移動し、形式のきちんとした入学式が行われました。
それが終わると、学生会の紹介がありました。
そして、飲食をしてその場にいる方々が自由に話をする、少しパーティーに近い催しがありました。
しかし私はなかなか人に話しかけることができず、ようやく1人に声をかけてみるのですが流れで上手くいかなくなってしまいました。
その間にいくつか学生会に誘われるのですが、どうもピンと来ず、そそくさと帰ってしまいました。
後日、学生会に入会する

しかし考えてみればせっかくある場です。
後日学生会を吟味し、インターネットで申し込みができたので入会することにしました。
そこでは定期的にイベントを開催していました。
私が初めて参加したのが、学習会+ボーリング大会+懇親会というものでした。
まず大学の教室を会場にしてそこで自習。
そして近くでボーリング。
その後は飲み屋さんで色んな人と交流。
その時に「お仕事何されてるんですか?」とよく聞かれました。
それに上手く答えられなかったり、ようやく「無職です」と言えたり。
とても緊張しました。
でも私が思っているほど怖くないこともわかりました。
そしてその後も何度かイベントに足を運びました。
すると私と同じように仕事がままならない人もいることがわかり、仲良くなったりもしました。
レポートを提出

レポートは手書きです。
各科目問題用紙がすでに用意されていました。
それによって記述式と答えの番号のみを書く形式のものがあります。
私は最初とても自信がなかったので、後者の形式の科目から勉強することにしました。
そして自宅に結果が返ってきて、合格。
次は試験に備えます。
どんな問題が出るかわかりませんでした。
しかし論述式の問題があると聞いていたので、自分なりに用語について文章でまとめる練習をしていました。
初めての試験

試験は2ヶ月に1回開催していました。
インターネット(ハガキでも可)で事前に申し込みをし、当日試験会場に行きます。
教科書持ち込み可の科目が多いです。
流れは科目によりけりですが、その内容を参照しながら問題を解いていく。
そして「○○について何文字程度で述べよ」などという記述の問題が必ずと言って良いほどありました。
時間は1科目60分。
時間配分をちゃんと考える必要があります。
そして60点以上だと合格。
初めての試験は、頭が回らず、自分でも何を書いているのかよくわからなくなりました。
そして時間が来て終了。
後日自宅に結果が送られてきました。
一番低い評価でしたが合格していました。
嬉しいような少しだけ悔しいような、不思議な気持ちでした。
緊張したスクーリング

スクーリングも試験同様、事前に申し込みをします。
「何月何日に○○の科目の授業が開催される」というスケジュール表が年度初めに発表されます。
それに自分の予定を合わせて、出席をします。
事前課題と言うものが必ずと言って良いほどあったので、予習をする必要がありました。
私は、グループワークが多い授業がある学校に在学していました。
主に4~6人ほどのグループになり、与えられた課題に対して話し合う時間があります。
私は主に経営学や心理学の授業を取りましたが、前者が苦手でした。
人付き合いが今より下手だったので、「足を引っ張って申し訳ない」と感じました。
それでもあたたかい人に恵まれることが多く、とても救われます。
知り合いの話を聞くと、中には嫌な雰囲気になることもあるそうなので
それにほぼ当たらない私は本当に恵まれているなと思いました。
特に心理学の授業の時は、病気だとカミングアウトできました。
その上で深い話をたくさんできたこともあり、感慨深かったです。
授業の一番最後に「最終試験」というものを受けます。
その試験でほぼ評価が決まりました。
初めて単位を落としてしまう

そのうちに、日常生活でいろいろな変化がありました。
2年生の時からきちんと仕事に就くこともできるようになりました。
そんな中で、レポート提出・試験・スクーリングをこなして月日が経ちます。
そして最後の半期の時、経済学の試験に不合格。
初めて単位を落としてしまいます。
内容が私には難しく、入っていかなかったので当たり前ではあったのですが。
しかし、相当ショックだったのを覚えています。
次の機会にそれを再度受け、なんとか合格できました。
しかし、その試験で卒業を決めるつもりでいたのですが、違う科目をまた落としてしまいました。
卒業を決めたスクーリング

今度こそ卒業を決めなければ、と出席したスクーリングは心理学の科目。
カウンセラーである、評判の良い先生の授業と聞いていましたが、本当にその通りでした。
アダルトチルドレン(AC)と呼ばれる、毒親育ちの人達が苦しみから解放されるDVD印象的でした。
辛い場面がたくさん出てきて、終わった時には受講生のほとんどが泣いていました。
同じグループの方とも話が弾みました。
今でも付き合いがある方もいらっしゃいます。
そして後日、合格通知が。
卒業単位を満たすことができました!
最後のスクーリング

卒業は決まっていましたが、最後に1度、スクーリングに出席しました。
これもまた心理学系。
その授業で初めて、学生会でとてもお世話になっていた方と一緒になりました。
そこでとても印象的だったことがあります。
授業の雑談中に、ふとその方に「hiroko*ちゃん、変わったよね」と言われたのです。
短大最後の授業でそんなことがあり、とても嬉しかったことを覚えています。
短大卒業、そして引っ越し

長かったけれどあっという間だった2年間でした。
しかし卒業を決められてとてもホッとしました。
決まっていた通り、母も同時期に退職。
住み込みの仕事だったため、引っ越すことになりました。
忙しい時期だったので、卒業式には出席できず。
後日、引っ越し先に学位記が届きました。
卒業できた理由
今になって思う、卒業できた理由を話させていただきます。
ある意味で後がなかったから

前述したように、入学当時私は仕事に就いておらず、親も退職間近でした。
「2年」と言う期限があったからこそ、期間を延ばさずに自分を追い込むことができたのだと思います。
これがなかったら卒業はおろか入学する決意さえできなかった気がします。
実は何度もやめようと思ったから

矛盾するようですが、「最悪辛かったらいつでもやめよう・・・」と思っていました。
何度か壁にぶつかる度に、悩んだものです。
あくまで私の場合です。
しかし、最初から「絶対卒業しよう」と思っていたら、最後まで持たなかった気がします。
全部自分の望み通りの現実など、起こるわけがありません。
何があるかわからないからこその短大生活です。
悩みながら、流れに身を任せながら時間が経って、こなすことができたのだと思います。
友達が作れたから

短大時代、一番仲良くしてくれた友達が、同じコースでした。
また、学生会で色んな人と知り合えたのも大きかったです。
知らないうちに一人では乗り越えられなかったことが、いっぱいあったのだと思います。
私の入学した一つの理由が、「社会性を身につけたい」と言うものでした。
その思いが起因して、積極的に人と関わろうとすることができました。
身近に勉強を教えてくれる人がいたから

私の姉は大学を出ていて、教師をしています。
なので、どうしてもわからない時は勉強を教えてもらっていました。
今思えばとても助かりました。
よく、試験の論述問題の書き方のコツを教わり、それが良い評価につながりました。
まとめ

ここまで述べたように、私が通信制短期大学を卒業するまでの道のりの順番としましては次の通りでした。
- 入学を決意する
- 入学手続きをする
- 入学式に出席する
- 学生会に入会
- レポートを提出し、合格
- 試験を受けて、合格
- スクーリングを受ける
- 2度試験で単位を落とす
- その後のスクーリングで卒業単位を満たす
- 卒業する
そして卒業できた理由としては、次の通りです。
- 後がなかったから
- 何度もやめようと思ったから
- 友達が作れたから
- 身近な人に勉強を教えてもらったから
決して、楽なことではないかもしれません。
しかし達成できたことは自分にとっての大きな財産になります。
通信制大学を卒業できるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。


