精神科のカウンセリングはどんな効果がある?実際に通い社会復帰した私の変化

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精神科のカウンセリングに通ってみたい。しかしどんなことをするのか、どんな効果があるかわからない・・・。
そのようの方、いらっしゃるのではないでしょうか。

私もそうでした。統合失調症を発症してから、興味はあったけれどなかなかやりたいと言えなかったし、薦められることも何年もありませんでした。

しかし辛い時、ふと母からカウンセリングを受けてみたらどうかと言われ、病院で主治医の先生に言って始めることにしました。

そして急に効果があったわけではありませんでしたが、徐々に変化が現れ、社会復帰をするまでに至れました。
辛い時もあり正確な期間は覚えていないのですが、5年ほどだったと思います。

今回はカウンセリングでどんな話をするのか、どのような効果があったかお話ししたいと思います。

最初は幼いころの話から


最初にカウンセリングの目的や幼児期の経歴を聞かれ、話しました。
私は幼いころの辛い記憶がずっと引っかかっていた部分がありましたので、この際と思い
さらけ出して話しました。家庭が辛かった・学校でいじめにあったことなど。
初日は泣きっぱなしでした。

この時の時間は確か90分。初回だけは時間を多めに取るシステムでした。
カウンセラーの先生は真剣に、時に辛い表情を見せながら聞いてくれました。
私が思うよりそのような顔をするので、「これはとても辛いことだったんだ」と
あとで客観的に認識することができました。

しばらくは過去の誰にも言えなかった話


それから毎週1回30分で通うことになります。価格は3000~4000円の間でした。

私は発症時から対人恐怖がありましたので、先生が何と言ったかわからない時に聞き返せず時間中ずっと黙ってしまうことがありました。

30分とはいえ向き合うというか、まとまった話す時間ができたので最初は特に学生時代の辛かった・嫌だったことの話をよくしていました。
そしてその都度共感してもらっていました。

カウンセリングにもよりますが、私の場合まずこちらから何かを話す。
そしてそれに対して先生が何かを返すというスタイルでした。
こちらとしては話したいことがたくさんありましたので、助かりました。

先生がよく言っていたのは、「これはあなたの時間だから」。他にやりたいことなどがあればしていいという意味でした。
それと常に「リラックスできる体の姿勢で」と話してくれました。

日常の状態・近況も話す


何回か続くと、日常生活で困っていることや1週間の間何があってどんな気持ちになったか話すようになりました。
例えば当時通っていた音楽教室・デイケアのことなど。

※デイケアの話はこちらの記事に書いてあるので、興味があればご覧ください。
精神科のデイケアってどんなところ?約4年間通った私の体験記

先に書いた過去の話と交えながら喋ることも多かったです。

家族に自分の気持ちを話すようになった


そしてカウンセリングを始めてしばらく経った頃。
私は病気発症の頃PCにのめり込んでいたのですが、
当時ヒステリックになった母に「壊してやる」と取り上げられたことがあったのですね。

それから何年もびくびくしながらやっていたのですが、ある日それを話す気になったのです
私がPCをしてて、(母が)いつも嫌な気持ちでいるんじゃないかと思って」。

母は驚いて「そんなこと思ってないよ」と返しました。

それから少しずつ、思っていた・たまっていたことを家族にも話すようになったのです。
誤解もちょっとずつ解けていったような感じがありました。

一度やめようと思った


しかしそうやってどんどん通い、小さいころから真剣に悩んでいたあることをやっと話した時。
先生に思いっきり笑われてしまったのです。
やっと言えたことだったのに、そんな反応をされて、かなりショックでした。

その前からちょくちょくうすら笑いを浮かべられ嫌だったことはありました。
確かにそれに対してこちらも説明不足だったとは思います。
しかしその時は一番腹が立って、もう行きたくないと思いました。

失礼だと思ったし、母にもそれを言いました。
そしてその病院の主治医ともうまくいってなかったので、病院を変えようと思いました。

その時は少し嘘も交えて「カウンセリングを少し休みたい」と伝えたのですが、
あなたがカウンセリングをしたいと言って、私も時間をとっているのにどういうこと?」というふうに言われました。
仕方がないので正直に話しました。

すると、「このまま別の場所に行っても同じだと思う」と言われたのです。
私は正直、そういう次元の話ではないと思いましたが、言うことも理解できたので渋々思い留まります

しかし笑われて嫌だったことを伝えても謝りもされなかったので、今でも思い出すと不快です。

なんとか通い続ける


今はそんなことはないとわかるのですが、良くも悪くも先生の言葉が脅しに聞こえて、嫌な気持ちはありましたが通い続けました
それと、カウンセリングに「まとめ」というものがあるため、最後に行く日はちゃんと決めてと言われたからでもありました。

ある日、こんな話をしたことがあります。
私は母親の大きな態度の変化から病気を発症した部分があるのですが、前のようにならないと安心できないと話したのです。
でも先生にその時「それは自分自身で変えていくものだと思う」と言われました。
辛い時期だったので記憶が曖昧ですが、心に刺さったのは覚えています

そしてなんとかその間にデイケアを卒業。職業訓練に通い仕事にまでこぎつけます

頻度が定期から不定期に


仕事に就いて1年ほど経った頃。私が引っ越しをしたのもあり、先生からの提案で
行きたいときだけ私から連絡をするスタイルになりました

もう、これを書いている1年近く前を最後に行っていません。
まとめ」をするためにいずれは行かなければいけないとは思っていますが、まだ決心できません。

今思うこと


カウンセラーの先生は私を理解してくれたり・してくれない部分があったりしました
それに戸惑うこともありました。
しかしある時から私も話すことは話すし、考えることは自分で考えて、良い意味で先生と距離をとるようになりました

そして今なんとなく思うことは、どんな人間でも完全に理解する・されるのは難しいということです。
私が伝えるのが下手なのかもしれません。しかし、それはその時できることで良いのだと考えるようになりました。

そしてカウンセラーの先生と話していて感じたのは、この人も何か苦しいものを抱えているということ。
諭されて助かった部分ももちろんありましたが、どこかこれは違うんじゃないかと思うことを言われることがありました。
その上でされるアドバイスは、こちらとしても苦しいものだし聞かなくていいはずです。

まとめ


ここまで述べたように、カウンセリングでは継続して話すことで、すぐではなくても変化が現れるようになります。

完全に合う人間はそもそもいませんので、途中で辛いことがあるかもしれません。
しかし、それでも得られることはあります。

カウンセリングに通おうか迷っている方、まずは何かしらはじめの一歩を踏み出してみてください。
やらなくて後悔するよりマシです。もし失敗したと思っても、長い目で見れば学びになります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。