身近に精神障害の人がいるけれど、接し方がわからない・・・。
そのような方、いらっしゃるのではないでしょうか。
私もそうでした。というよりは、「障害者」の枠にとらわれて接せられることも多く、
正直憤りを感じたり、他の障害を持った方に接している人を見て「それはちょっとないんじゃないか」と思うこともあります。
私は、あくまで自分なりの考え方でだったかもしれませんが、少しトラブルメーカーの方と接したら、そんな面影も全くなく返してくれた経験があります。
そして、「精神障害」という枠組みを超えて人と接するのが一番大事だと実感しました。
今回は、精神障害がある方との接し方についてお話ししたいと思います。
マニュアルはない

まず、「接し方」なんて書いておいてこんなことを言ってしまうのは何ですが、一般的なマニュアルなど存在しません。
確かに、知識などがいる場合もあります。
しかし精神障害は千差万別。そして、障害以前に人間ですから、相性ももちろんあります。
私は以前の職場に入る時、「精神障害者をを雇用した実績がないから、どうしたらいいか教えて欲しい」的なことを言われました。
確かにそう言いたい気持ちはわかります。
しかしその発言から私は、「障害をひとくくりに思っているのかな・・・?」と感じざるを得ませんでした。
留意したいのは、障害者だからではなく、一人の人間として考えることです。
これは障害がある・なしに関係なく、大事なことなのではないでしょうか。
障害は悪いことではない

まず、障害は悪いことではありません。その人の特性×環境などの影響からなるものです(私は後者がほとんどだと考えていますが)。
例えば、病気にならない人なんていませんよね。
精神障害だって、誰にでもなり得ます。そういう意味で健常者・障害者と分けることはおかしいです。
それに「健常者」って、誰が決めるのでしょうか。精神状態でしょうか。性格でしょうか。
大抵「自分は障害者」だと認定されると、当人たちはその線引きにびくびくするものです。
口では「障害者も健常者もない」と言っている人もいますが、普段の言動で「これは明らかに違うと思ってるな」と感じることも多々あります。
本人にわからないと思っているでしょうか。いいえ。被害妄想とかそんなの関係なく、「障害がある」と思われたら誰かしらそれは感じます。
私は以前の会社の上司に、いつも「何が病気なのか全くわからない」と言われていました。
悪気がないのはわかりますが、逆に「じゃああなたは病気になったことがないのですか?」と問いたいです。
あなたと同じ人間である

「この人どこか違う・おかしい」と仮に思ったとしても、同じ人間であることを忘れないでください。
「おかしい人」と接せられて一番傷つくのは本人なのです。これは私も経験があります。
というより、そうと思って接するからおかしくなるのです。
あなたと同じように気持ちを感じるし、何かを思うし、考えているのです。そして実は誰かが思う「おかしい」にもきちんと理由があります。背景があります。
だから、精神障害者とまともに接したいなら、あなたがそう思ってその人に話しかけるのが一番です。
それでいいのです。実は私が先に書いた、「トラブルメーカーの人」とどう接したかというと、これと全く同じです。
その方は私と同じ病院のデイケアに通っていて、何かあると暴れてしまっていました。
その度にスタッフさんが押さえつけるように止めるのですが、私はそれが何か違うと感じていました。
というのは昔、私もその人と同じような経験をして押さえつけられ、とても辛い思いをしたからです。
こういうことをするのって、自分の気持ちを常に無視されていたり、考えを誰も聞いてくれなかったり認めてくれなかったからなのですね。
他の通っている人もその方に嫌そうに接するのを見ていましたが、私はごく普通に接しました。
するとある時その人が好意的に、「hiroko*さんだよね?」なんて話してくれて、びっくりしたことがあります。
通じ合うことができればそんなこともあるのです。
話をちゃんと聞こう

先ほど、「おかしい」のには理由がちゃんとあると書きました。
勇気が要るかもしれませんが、あなたがもしそれに困っているなら、聞いてみましょう。そうしなければ永遠にわかりません。
これは、そうなった背景を知ることにもつながります。紐解いていくと「ああ、そういうことだったんだ」というふうになります。
これは、聞いてもらった本人もわかってもらって嬉しいし、とても安心します。
こちらが真っ向から「これはこう・おかしい」と言うのが一番いけません。
第一、一向に解決しません。
あなただって理解者がいるとほっとしますよね。
精神障害者は本当は強い

「精神障害者は弱い」というイメージを持たれているかもしれませんが、実は強い部分があります。
それは何故かというと、病状と戦っているから。
私の気のせいと言われればそれまでかもしれませんが、何でもかんでも「病気だからこれはできないだろう」と判断してほしくはありません。
その経験や特性を生かして、できることがたくさんあります。周りや本人が気が付かないだけ。
理解されなくても、いつも必死で生きています。本人に自覚があってもなくても。
時には知識が必要
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その人や病状を本当に理解しようという意味で、知識をつけることは大切です。
しかしそればかりにとらわれるのも良くありません。
これは、その人を本当にわかりたいなら自ずとできることなのではないかな?と個人的に感じます。
それに障害がある当人に聞いても、上手く説明できないことがあります。
あと、病気の勉強をしない人は、言ってみればその人も何か同じようなことを抱えていることがあります。
私の周りにもいますが、身近の障害がある人とというより、自分と向き合うのが怖いのかな?と感じます。
そのような方は、焦らずまず自分のためにご自身の問題を解決しようとすることをお勧めします。
そういう状況になったということは、意味があることですから。
今からでも遅くない

「でも、今更」なんて声も聞こえてきそうですね。
でも、遅いということはありません。今からできることはたくさんあるはずです。
だって、あなたはどうしてこの文章を読んでいるのでしょうか?
どうにかしたい気持ちがあるからではないでしょうか。
それが第一歩です。過ぎたことを悔やんでも実際仕方のないことです。
悔やんだからこそ、できることがあるのです。
健常者・障害者関係なく、明日を作るのはあなたです。
まとめ

ここまで述べたように、精神障害者と接するマニュアルはありません。
しかし障害は悪いことではないし、持っている方々も同じ人間で、強いです。
ですのできちんと話を聴いて、時には病気の知識を持つことも大切です。
誰でもそうですが、人と分かり合えた時の喜びはそれが困難な分大きいです。
ぜひ、今日からここに書いてあることを思い留めて、明日に進んでいってください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。


